わんちゃんは人生の半分が”シニア時代”

 

こんにちは!ナナ・シーです。

犬に関わる仕事をしたい一心で、参加してきました!

 

「獣医師から学ぶシニア犬のための1Dayマッサージ」セミナー!

 


愛犬の同伴もOKで、飼っているわんちゃんにマッサージをしながら学ぶことができるセミナーです。

モデル犬も来てくれるので、愛犬がいても連れてこられない人、私のように犬を飼っていない人でも実際にわんちゃんに触れながら勉強できました!

 

講師は、現役で獣医師をされている先崎直子先生。

笑顔で優しい素敵な先生でした(*'`*)

 

3時間の講座のうち、前半はわんちゃんの老齢期についての座学。

そして後半にマッサージの実践を行いました。

 

学んだことを忘れないために、振り返っておこうと思います。

 

 

わんちゃんは人生の半分が”シニア時代”

 

今日のセミナーの中で、一番印象に残ったことは先生のこの言葉でした。

 

現在、わんちゃんの平均寿命は14〜15歳。

大型と中・小型で多少差はありますが、シニアと呼ばれるようになるのは7歳頃からです。

つまり、わんちゃんはその一生の半分を老犬として過ごすのです。

ハッとさせられました。

よく考えればわかることなんですけどね。

 

犬を飼ったことがない立場からすると、”犬を飼う”ということから想像できるのは、わんちゃんが元気に公園を走り回っているような姿です。

老いて寝たきりになったり、自分でおしっこやうんちができなくなるなる姿をはじめから想定していることって、なかなかないと思います。

だからきっと「かわいい!」だけを想像して犬を飼ってしまう人が多い。

犬を飼うことがどんなに責任のあることで、楽しいだけじゃないことなのか、想像がつかないんですよね。私も同じです。

 

「そんなこと言われても飼ったことないんだからわからないじゃん!」

と言われるかもしれませんが、私は今回のセミナーに出たことで、ほんの一部分でもその大変さを知ることができました。

セミナーに出てみるでもいい、飼っている人に聞いてみるでもいい、犬を飼うことがどういうことか、知る方法色々はあると思います。

 

老齢期についての話を聞いている間、いろんな意味でゾッとしました。

こんな病気があるんだ。しかもこの犬種は高確率で患うんだ。

日々当たり前にしているこの動作は、わんちゃんの負担になるんだ。

こんなことを知らないまま犬を飼っていなくてよかった。

 

犬をこれから飼う人のためのセミナーがあったらいいのにな。

 

 

 マッサージのメリット 

ホリスティックケアマッサージ

わんちゃんのためのマッサージにもいくつかの流派があるそうです。

今回のセミナーで教わったのはホリスティックマッサージというものでした。

簡単にいうと、筋肉のコリをほぐすだけでなく、心もリラックスさせるためのマッサージです。

あまり聞き慣れないかと思いますが、ホリスティックとは”全体的・包括的”という意味の言葉。

体だけでなく、心も健康になっていくことを目的としているんですね。

 

実は前からホリスティックケアカウンセラーの資格を取りたいと思っていた私は「あぁ?!これやりたいやつ!!!」と一人で興奮していました。(笑)

偶然にもホリスティックケアに関わることができ、いいチャンスを掴めたなぁと思いました。

 

”人生の質”の向上

ホリスティックケアマッサージは、わんちゃんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させることに役立ちます。

 

みなさんは「健康寿命」という言葉を聞いたことはありますか?

健康寿命とは、限りある人生の期間のうち、介護や医療を必要とせず自立して生活できる期間のことを言います。

自分で起きられる、自分で食べられる、自分で歩ける、自分でトイレに行ける。

当たり前のことのようですが、幸せな人生を送るためには、健康であることはとても大切なことです。

 

わんちゃんもシニア期になるにつれて基礎代謝が落ちたり、筋肉が衰え関節が弱ってきたり、内臓の機能が低下するなど、だんだんと体に不調が出てきます。

マッサージで血流を良くしてあげることによって、栄養や酸素が体全体に行き渡ります。

するとコリがほぐれて筋肉や関節の柔軟性が上がり、ケガを予防できる。

また血流が良くなることで老廃物も流れるようになり、内臓のケアにもつながります。

 

さらに、普段から体を触ってあげることによって、病気や不調にも気がつきやすくなります。

たとえばしこりが見つかったり、急に触られるのを嫌がるようになった部分には、何か痛みがあると考えられます。

気づかずに放っておいたら、最悪のことが起きてしまう可能性もあります。

 

飼い主さんが日常的にケアをしてあげることによって、愛するわんちゃんの人生のうち自分の足で散歩ができたり、大好きなおもちゃで遊べたり、大好物のおやつを食べられたりする時間を延ばしてあげることができるんです。

 

 

わんちゃんも飼い主さんも幸せに

ホリスティックマッサージは、心のリラックスにも重きをおいています。

心のリラックスとはわんちゃんだけでなく、マッサージを行う人間にも当てはまります。

 

セミナーでは実際に、犬を飼っていない私も、モデル犬となってくれたペキニーズちゃんにマッサージをさせてもらいました。

 

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そ それがですね、もうかわいすぎて……。。。

思い出すと興奮して冷静に書けないので頑張って自分を抑えますね。。

 

先生のお手本にしたがって首回りから始まり全身の筋肉をほぐしていくのですが、わんちゃんも気持ちいいようで、最初元気に走り回っていた子たちもいつしかまったりリラックスしていました。

授業中に寝ている生徒のように、座ったままかくんっとなってしまう子もいたり…。かわいすぎる…。

 

マッサージが気持ちいいときにわんちゃんが見せるサインがあるそうです。

 

・口をくちゃくちゃする(むにゃむにゃ…みたいなイメージ)

・あくびをする

・目がとろーんと細くなる

・横になる

・眠ってしまう

 

 などなど。

さすが、先生とペアになった子はマッサージが始まってすぐごろーんと横になり、お腹を見せるくらいリラックスしていました。

私はもちろん慣れない手つきでしたが、しばらくするとわんちゃんがぺたっと伏せて、むにゃむにゃし始めたんです…!

愛しさと〜愛しさと〜愛おしさ〜と〜♫って感じでしたよもう〜〜(?)

自分の飼い犬じゃない子でもこんなにかわいいのですから、愛犬だったらと考えたら……。おかしくなりそうです。

 

わんちゃんも気持ちよく健康になる、飼い主さんも愛しさで心が満たされる。

ホリスティックケア、もっと勉強してみたいなぁと思いました。

私が感じたこの幸せな気持ちを広めたい。

 

 

マッサージの注意点

 マッサージには、血行を良くする効果があります。

 それがかえって悪影響になってしまうこともあるので、こんな場合は注意が必要です。

 

・心臓、肝臓、腎臓に問題があるとき

・関節炎があるとき

てんかんがあるとき

・皮膚病がひどいとき

・癌があるとき

・妊娠中、発情中

・出血があるとき

・熱があるとき

・食事の前後

 

また、ホリスティックマッサージは心のリラックスも目的としているため、わんちゃんがマッサージを受ける気分ではないときや、飼い主さんが忙しいときに無理に行うのはあまり意味がありません。

夜テレビを見ながらゆっくりくつろいでいるときなど、飼い主さんもわんちゃんも落ち着いているときにするのがおすすめです。

 

 わんちゃんが好きなすべての人におすすめしたい

シニア犬のための1Dayマッサージセミナー、わんちゃんが好きなすべての人におすすめしたいです。

 

わんちゃんを飼っていない人

→わんちゃんを飼うことの幸せも現実的な面も事前に知ることができる

→マッサージの知識を得るだけでなく、わんちゃんと触れあいながら実践できる

 

若いわんちゃんを飼っている人

→シニア期を迎える前の準備になる

→今からできる予防を始められる

 

シニアわんちゃんを飼っている人

→シニア期に関する悩みを先生に相談できる

→愛するおばあわん・おじいわんと少しでも長く幸せに生きられるようになる

 

共通して言えることは、わんちゃんがもっと愛しくなる!

次回は、1月23日(日)に開催されるようです。

 


ぜひぜひ参加されてみてください!

 

あー。わんちゃんが大好きだ。